今回紹介するのは、NICEHCKのフラッグシップイヤホン「HIMALAYA」です。発売からある程度の時間が経っていますが、私のお気に入りであり、その魅力をお伝えしたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
製品概要/本体ビルド構成
NICEHCKより2023年末頃発売された、フラッグシップイヤホン。
筐体に高価かつ加工の難しいチタンをフルで採用しているのが特徴です。
この航空宇宙グレードのチタン合金シェルは、見た目の高級感はさることながら、高調波の発生を抑制し、内部キャビティ共振を効果的に低減し、出力信号をより適切に制御しています。
また、NiceHCK Himalayaは、1DDに特別に開発された10mmのデュアル磁気2層CNTダイアフラムダイナミックドライバーユニットを搭載。ドライバードームに22umの超薄型CNTを採用し、効率を向上させています。
強力なデュアルマグネティックアーキテクチャにより、エレガントなボーカル、力強い低音レスポンス、滑らかで自然な高音レスポンスを備えた豊かでパワフルなサウンドを生み出します。
付属品について
付属品はこの製品の魅力を一段階引き上げる素晴らしいものだと感じています。
特に付属ケーブルは音に透明感をもたらし、リケーブル不要と感じる程、HIMAlAYA本体とマッチしています。
音響フィルターもそれぞれしっかりと個性があり、好みの出力を楽しめると思います。
無くしやすいのは問題ですが…(笑)
また紫のバンドがオシャレです。
・交換可能なプラグ付き高純度純正ケーブル BlueLuna
・バランス重視(金) 低音強化(青) 高域詳細強化(銀) の3種の音響フィルター
・ケース
・ブラシ
・HICEHCK 07 08イヤーピース
実際に使用
装着感に関して、ぴったり密着する感じではなく、少し浅めに感じました。また少し本体が重たいので好みは分かれそうです。
音質について
上流はFiio k7に繋ないで、付属ケーブル4.4mmバランス接続で使用しました。
まず結論から一言で表すと、寒色系ニュートラルサウンドで、他では味わえない音の空気感を味わえるイヤホンだと感じました。
3Dで感じられる優れた定位、チタン筐体がこのホール会場のような特殊な音場を再現しているとおもいます。
また分離も優れていて非常に音像を掴みやすいです。広く澄んだ音場と相まって、音の動きまでとらえることができました。それによりゲームでの足音把握にも良いとか。
高音 9.5/10
粒立ちが良く、伸びやかなサウンド。
チタンの金属的な響きも感じられます。かといって刺さることはなく丸みがあり、とても心地の良い響きになっています。
中音 9.4/10
解像度、再現性の高い寒色寄りの音です。
若干中高域の量が多いと感じる場面がありました。
ボーカルも味付けが少なく、そのままの声をきくことができました。
低音 9.3/10
深く鳴らすというよりかは、音場の広さを生かして、ホール全体を包むような感覚。
迫力は少なめですが、レスポンス遅めの広がりのある低音が心地よいです。
ボーカル 9.5/10
音の傾向
解像度 |ーーーーーー⭐︎| [9.5]
定位 |ーーーーーー⭐︎| [9.5]
分離 |ーーーーーー⭐︎| [9.5]
詳細、情報量 |ーーーー|ーー| [8.5]
寒 ー〇ーーー 暖
狭い ーーーー〇 広い
低音ーー〇ーー 高音
硬め ー〇ーーー 柔らかめ
楽器ーー〇ーー ボーカル
個人的総合スコア 9.6
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️🌟 max
※オススメ度はコスパを含みます
まとめ
自分のお気に入りイヤホンをレビュー/紹介させていただきました。
音質的には特段優れているわけではないと感じます。しかし、点数には表しにくい音場表現、分離感が本当に素晴らしいです。
まるでコンサートホールにいるかのような雰囲気を本当に味わえます。
視聴機が少ないのは難点ですが、広い音場、寒色よりサウンドが好みな方は是非!!!
読んでいただきありがとうございました。
↓ NICEHCK公式さんの商品リンク
Amazon Himalaya
http://www.amazon.co.jp/dp/B0D17HDTKM
Amazon BlueLuna
http://www.amazon.co.jp/dp/B0D7Z43GWG