イヤホン紹介/レビュー Mitir Audio

色んなイヤホンでの音楽体験を紹介!

#36 7HZ x HBB ELUA レビュー [PR]

こんにちは Mitir です。いつもブログにお越し頂きありがとうございます

今回は「Linsoul JP 」様より提供の 7HZの新作有線イヤホン『 7HZ x HBB ELUA 』のレビューになります。

同時期に発売され、前々回にレビューした 7HZの新作ゲーミングイヤホン「G1」とも価格帯が近いので、比較しながら紹介していきます。

f:id:MitirEarphone:20241201061245j:image

 

製品概要

7HZとHBBのコラボレーションによる新作IEM。発売日は11月8日で、価格は4,612円です。

ドライバー構成 は 2DD (10mm LCPダイアフラムドライバー + 8mm LCP ダイナミックドライバー)

Eluaは、全く新しく開発された 10mmと8mmの液晶ポリマー(LCP)ダイアフラムドライバーの2つのダイナミックドライバーを統合しています。このアップグレードされたLCP素材は、引張強度を高め、応答性、低歪みのサウンドを提供します。N52ネオジム磁石を搭載したこれらの一致するドライバーは、シームレスな周波数の一貫性を保証し、スムーズで統一されたオーディオで一般的なハイブリッド構成を凌駕します。

 

パッケージ 本体・付属品

f:id:MitirEarphone:20241201033154j:image

箱のサイズは手のひらに収まる大きさ。最近紹介した 7HZのもう一つの新作G1と、デザインのテイストは似ており、非常にシンプルな白基調のパッケージです。

f:id:MitirEarphone:20241201033631j:image

付属品

・マニュアル

・イヤーピース 2種類 3セット

・0.78 2pin 3.5mmケーブル

 

そして箱を開けるとこの様な感じ。あくまで5000円以下なので、ケースなどは付属しておらず内容としてはシンプルですね。

 

本体

f:id:MitirEarphone:20241201034652j:image

続いて本体を見て行きます。FP部分のみ金属プレートが採用され、左右共に ブランドロゴと ELUA の文字が彫刻されたデザインです。

f:id:MitirEarphone:20241201035109j:image

シェル部分は透明クリアになっています。透明なことで、内側を確認するとドライバーがすけすけです。いかにも低音を鳴らすと言わんばかりに2つ並んだドライバーが期待感を膨らませます。

本体のビルドクオリティは価格なりと言ったところでしょうか。


f:id:MitirEarphone:20241201035603j:image
f:id:MitirEarphone:20241201035610j:image

そして最近紹介した 7HZ G1 と筐体の形状や大きさは似ていますが、全体が金属で出来たG1比べると軽いのは良いポイントです。

 

視聴環境

DAP : Astell & Kern KANN MAX ミッドゲイン

イヤーピース : 付属青イヤピ

ケーブル : NICEHCK SnowWings OFCプラグ 4.4mmバランス

2DDな事もあり、やや鳴らしにくい部類かと思います

 

装着感

そら豆型のシェルは耳にぴったりとフィットし、本体の薄さも万人に受け入れられる形状をしています。G1と比べて、装着時の冷たさを感じないのは、冬場には特にメリットになるでしょう。

本体が軽量なので、長時間使用しても疲れを感じることはありません。

 

音質について

HBBコラボという事で、タイトでアタック感のある低音が特徴的ではありますが、全体的には優しく耳当たりの良いサウンド。やや塊感を感じる音作りで、まとまりよくクリアな音を聞かせてくれる感じです。

低音は、迫力や圧を感じるタイプとは異なり、締まったタイトな音を鳴らします。

低音の中では主に重低音にフォーカスが当たっており、くっきりとかなり耳に近い所で鳴らしてくれます。深みはあまり感じられないものの、しっかりとしたフォーカスを持つ低音が主張しつつも、ボーカルや中域を濁さず邪魔することなく、すっきりとしたレスポンスの良い低音を実現していると感じます。

その結果、中高音はクリアできれいなサウンド、くっきりと近いボーカルも兼ね備え、聴きやすく耳当たりの良さを感じました。

高音はシャリシャリ感強めですが、音が少し遠めで優しく鳴らすので刺さることはありません。

 

同時期に発売された、同じく7HZの G1と比較すると、どちらもドンシャリ傾向ではありますが、G1の方が音の重厚感がありダイナミックなサウンドに感じます。分離が効いて解像度も高く、より音の迫力も感じます。

対して ELUAは、塊感を感じるまとまりの良いサウンドで、音の情報量は減りますが角を感じる事が少く、ボーカルはよりくっきりと聞こえます。

価格差はありますが、個人的には G1がオススメです。

 

音の傾向

 

解像度      |ーーーーlーー|  [7.5]

分離     |ーーーlーーー|  [7]

定位/ 音場   |ーーーーlーー|  [7]

詳細、情報量   |ーーーーlーー|   [8]

 

寒 ーー〇ーー 暖

狭い ーー〇ーー 広い

低音 ー〇ーーー 高音

繊細 ーーー〇ー 迫力

楽器ーーー〇ー ボーカル

 

個人的総合スコア 7.9

おススメ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️

 

まとめ

今回は 7HZ Elua のレビュー/ 紹介を行っていきました。先述した通り、立て続けの 7HZさんの新作紹介になりましたがどちらも素晴らしい製品でした。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

#35 NICEHCK B80 レビュー [PR] ミニ開放型ヘッドホンの様な感覚

今回は NICEHCKの新作インナーイヤー型イヤホン「B80」の紹介/レビューになります

NICEHCK Japan様より提供して頂きました。感謝致します。

 

NICEHCK様について

HiFi ミュージック愛好家と音響エンジニアによって 2015 年に設立されたブランドです
クリエイティブなデザイン、高性能、高品質、手頃な価格を兼ね備えたHiFiイヤホンやヘッドホンケーブル、オーディオアクセサリーの研究開発と販売でオーディオファンに広く愛されています。
公式サイト 公式Xに、是非立ち寄ってみてください


製品概要

[製品リンク]

Amazon B80
http://www.amazon.co.jp/dp/B0DMNYZ9JC

Aliexpress B80
https://vi.aliexpress.com/item/1005008044005942.html

公式サイトB80
https://nicehck.com/products/b80

今回紹介する「B80」はNICEHCKの新作インナーイヤー型(イントラコンカ)イヤホンです。インナーイヤー型とは 耳の入口にパーツを引っ掛けて装着するタイプのイヤホンです。この製品はこの特徴をうまく生かしている後程紹介

価格は 5085円、セール時は15%オフになっている様です。

また、B70の後継機で先進的なPUトポロジー生物振動板ダイナミックドライバーを片側に採用し、N52高性能磁石、ブラックCCAWボイスコイルの内部構造を採用し優れた音質を実現している様です。

 

パッケージ 本体・付属品

f:id:MitirEarphone:20241128154657j:image

まさかの可愛い女の子のイラストが描かれたデザイン。 B80を寝フォンとして使ってますね

f:id:MitirEarphone:20241128155151j:image

そして開けていくと、NICEHCKのロゴが記載されたケースが入っています。
f:id:MitirEarphone:20241128155154j:image

額に入れて飾って欲しいと言わんばかりの、台紙が付属しています笑

縁もキラキラとした銀紙で加工されていて、質は高いです。ちょっとしたサプライズがあると嬉しいですね。

f:id:MitirEarphone:20241128160220j:image

そしてケースを開けた一覧がこちら。

約5000円という価格に対して、付属品はかなり豪華です。本体に付属して、オリジナルデザインの台紙をはじめ、高品質で利便性の高いケース、ケーブルタイまで付属しています。

 

本体

f:id:MitirEarphone:20241128161449j:image

f:id:MitirEarphone:20241128161751j:image

そして肝心の本体はこちら。見た目はかなりカッコ良いです。漆の黒塗り様な質感に、少量金色のラメが施されており非常に上品です。

f:id:MitirEarphone:20241128162020j:image

プラグもシャンパンゴールドになっており、どこかヴィンテージ感があるエレガントさを思わせます。

リケーブルは出来ませんので、線材も拘っているようで、無酸素銅OFC+銀メッキ無酸素銅OFCのミックスで作られています。

 

f:id:MitirEarphone:20241128162604j:image

イヤーピースはスポンジで出来た、中央くり抜きタイプと、全体を覆う2種類が付属しています。

少し付けにくいですが、問題なく使用可能です。

 

視聴環境

DAP: Astell&Kern KANN MAX ローゲイン

ケーブル: 付属ケーブル 4.4mm バランス接続

イヤーピース: 付属くり抜きタイプ

イヤーピースは覆うタイプだと中低域に少し籠りを感じたので、くり抜きタイプを使用します。

f:id:MitirEarphone:20241128172916j:image

 

音質について

イントラコンカについてはあまり詳しくなく、カナル型と比較したときのメリットは、使用感だったり利便性なのかと考えていましたが、「B80」にはイントラコンカだから出せる音、個性が存在する事を感じさせてくれました。

f:id:MitirEarphone:20241128173052j:image

 

その一つとして、装着感がやや甘めであるが故の広い音場感です。ですが装着感が甘いと、普通であれば音がスカスカだったり、ぼやけてしまうのですが B80にはそれを想定したチューニングが施されていると感じました。ピークの持たせ方が上手く感じ、音数は音場の広さで補いながら しっかりとクリアな音質で、軽くなってしまいがちな低音も十分感じることができ、ダイナミックなサウンドを聴くことができます。そして浅めの装着感である事で、カナル型とはまた違う音の広がり、音場感が感じられ、ミニ開放型ヘッドホンの様な体験を得られます。

全体的な傾向としてはやや温かみのある優しい豊かな音です。深く沈み込む低音にまろやかに広がる余韻と、高音の優しい響きが楽曲をムーディーに演出しています。また音にしっかりと厚みがあり、不足感や頼りなさを感じさせません。

ボーカルもフォーカスが当たりながら、自然に広がって行くイメージで、楽器隊と混ざったり濁ったりすることなく、余韻や広がりを持たせてクリアに鳴らします。

 

音の傾向

音の聞こえ方がカナル型とは異なっていたので一般的な傾向に過ぎませんが、感じ方としてはこのようなものです。

 

解像度      |ーーーlーーー| やや低め

分離     |ーーーーlーー|  良い

定位/ 音場   |ーーーーlーー|  良い

詳細、情報量   |ーーーlーーー|   普通

 

寒 ーーー〇ー 暖

狭い ーーーー〇 広い

低音 ー〇ーーー 高音

繊細 ーー〇ーー 迫力

楽器ーー〇ーー ボーカル

 

オススメ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️🌟

 

まとめ

f:id:MitirEarphone:20241128173009j:image

今回は NICEHCK より新作インナーイヤー型イヤホン「B80」の紹介を行っていきました。

この利便性と音質を両立した「B80」非常に素晴らしいです。普段カナル型を中心に使っている方もこのB80是非使って頂きたいです。1つ持っておくと便利ですし、カナル型とはまた違った音も楽しめます。

 

#34 PULA ANVIL114 レビュー [PR] 骨伝導ドライバー搭載 生き生きとした定位感

今回ご紹介するのは、PULAから発売された新作IEM「ANVIL114」です。

HiFiGo様に提供して頂きました。このような機会を頂き感謝致します。

f:id:MitirEarphone:20241127053323j:image

PULAと言うと、聞きなじみのない方も多いと思いますが、代表製品である「PA02」は、海外でもコストパフォーマンスに優れていると高く評価されていたりと、非常に注目されているメーカーさんです。

そんなPULAの新製品「ANVIL114」は、ドライバー構成に骨伝導ドライバーを採用しました。今回はその音質と仕上がりの良さに注目してレビューしていきます。

 

製品概要

 

 

f:id:MitirEarphone:20241127064533j:image

『ANVIL114』は10月29日PULAによって発売された新作有線イヤホンです。価格は31399円。セール時は3万円切っています

 

ドライバー構成 : 1DD+1BC+4BA

ANVIL114の数字部分はドライバー構成を表していますね。

詳細としては、10mmダイアフラムダイナミックドライバー、11mm骨伝導ドライバー1台、4つのバランスアーマチュアドライバーを備えた、6ドライバートライブリッド構成です。

詳細なドライバーは確認できませんでしたが、前作であるPA02は1DD+4BAなので、構成的には骨伝導が増えています。

f:id:MitirEarphone:20241127022330j:image

豊かな低音を生成するddユニット、周波数帯域全体の並外れたイメージングと微妙な詳細検索のためのBCDドライバー、クリーンで鮮明なミッドレンジのためのデュアルカスタムBAドライバー、正確で正確な高音応答のためのデュアルカスタムBAドライバーを備えた正確なクロスオーバーで一緒に配置されています。

 

開封 本体・付属品について

f:id:MitirEarphone:20241127022620j:image

パッケージデザインは非常に美しく、魅力的です。エレガントなグレーのエスニック模様の上部に、筆記体でメーカー名「Pula」が金文字で書かれています

f:id:MitirEarphone:20241127023320j:image

開けて1枚の半透明な紙を取ると、遂に本体が登場します。包装がDaVinciと似てるような気がします笑 この後紹介する、ランダムなウッドのFPも似てるような?

 

付属品

f:id:MitirEarphone:20241127025625j:image

付属品は価格帯ではかなり優れていると思います。ケース、ケーブル、イヤーピース全てが高品質です。一つ一つ紹介して行きます。

・ケーブル

・収納ケース

・イヤホン本体

・イヤーピース4種類

 

f:id:MitirEarphone:20241127025138j:image

ケーブルには単品約6000円程で販売されている、オリジナル銀メッキの 4 芯高純度単結晶銅ケーブルと交換可能なコネクタ (2.5mm + 3.5mm + 4.4mm)が標準で付属しています。

⬇️付属ケーブル単品販売ページ

https://s.click.aliexpress.com/e/_olrxdPf

f:id:MitirEarphone:20241127030153j:image

ケースもフラッグシップに付属するような、質感良い物が付属します。
皮っぽい印刷ではありますが、触り心地はとてもよく、内側もジュエリーケースのようなベルベット加工が施されています。

f:id:MitirEarphone:20241127031630j:image

f:id:MitirEarphone:20241127031428j:image

イヤーピースも4種類が付属する豪華仕様です。A30Kでここまで充実した付属品は素晴らしいです。

 

本体

 続いては本体です。

f:id:MitirEarphone:20241127032033j:image

FP部分はウッドのCNC精密機械加工。昔の絵画のような雰囲気もあって個人的にはとても好みです。

f:id:MitirEarphone:20241127033032j:image

質感や色は、ランダムでそれぞれキャラクターが異なっています。1点ものなので、所有欲が満たされるポイントですね。

f:id:MitirEarphone:20241127052210j:image

Pula Anvil114 は右→

筐体はかなり厚く大きいです。またノズルもかなり長めです。装着感の部分でも説明しますが、かなり密着するので骨伝導の恩恵を受けやすい形にしているのではとも考えられます。

 

視聴環境

DAP: Astell&Kern KANN MAX ローゲイン

ケーブル: 付属ケーブル 4.4mm バランス接続

イヤーピース:  DIVINUS VELVET 通常 MSサイズ

音は比較的鳴らしやすいと思います。公式にも説明されてました。

f:id:MitirEarphone:20241127053452j:image

 

装着感

先述しましたが、かなりステムが長いため、耳の奥まで突っ込んで完全に密着させるタイプです。これにより骨伝導の恩恵を最大限引き出していると考えられます。 

よって僕は問題ありませんでしたが、装着感は人を選ぶ可能性を感じます。少し注意です。

また実際に装着して少し叩くと、骨伝導ドライバー特有のバインとした共振が感じることができます。

 

音質について

f:id:MitirEarphone:20241127064601j:image

一言で表すと、独特な空間と音像定位がハマるイヤホンでした。

まず音の傾向としては、リスニング寄りで肉厚なサウンド。中低域はまろやかに、 全体的な音色はやや暗めで、高域は少し寒色よりでやや塊感があります。

そしてこのイヤホンの一番の特徴は、独特な定位と音に包まれる感覚。音が次々と発生する感覚で、抜群の定位と音に包まれる様な没入感を演出しています。一音一音が生きているような有機的な動きがあります。

音場が特別広いわけでは無いのですが、定位がくっきりとした濃厚な空間が広がっていて、音の出所が全てキャッチできたり、視覚化できると思わせる程に優れた定位で飛び交う音像と、筐体が震える残響感のある音には音場の拡張が感じられます。

音のレンジと解像度は価格なりですが、特別な空間定位を体感出来る新しいイヤホンです。

 

ボーカルは、 この生き生きとした飛び交う音の奥からふわっと、それでいてくっきりと鳴らします。ボーカルを近くで詳細に聞かせてくれるタイプでは無いですが、とても自然な音色で豊かなボーカルは魅了されます。

音に厚みがあるため、男性ボーカルに適していると思われます。一方で、女性ボーカルにはもう少し透明感や風通しの良さが求められ、それが声を引き立てると思います。

また一つ感じたのが、 レンジが狭いわけでは有りませんが重低音が少ないため、ダイナミックではありますが、縦ノリが出来るサウンドを求めると少し違うかなと感じます。

生き生きとした音や雰囲気に取り込まれる体験が出来るイヤホンだと思いました。

 

音の傾向


解像度      |ーーーーーlー|  [8.5]

分離     |ーーーーーー⭐︎|  [9]

定位/ 音場   |ーーーーーー⭐︎|  [10]

詳細、情報量   |ーーーー|ーー|   [8.5]

 

寒 ーー〇ーー 暖

狭い ーーー〇ー広い

低音 ーー〇ーー 高音

繊細 ーーー〇ー 迫力

楽器ー〇ーーー ボーカル

 

個人的総合スコア 9.3

オススメ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️🌟

 

↓IEM Ranking List

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1-6VnN5zpYfJpT9NQsLNIpYeUL5ksr-KHHdguDRTiEm4/edit

 

まとめ

今回はPULAの新作『ANVIL114』のレビューをして行きましたがどうでしたでしょうか?

個人的には、PULAの新たな傑作イヤホンが誕生したのではないかと思います。新しい体験、独特な定位感のキーワードに引っ掛かる方はおすすめです!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

#33 HiBy × FAudio Project Ace レビュー

今回はHiBy × FAudio 「PROJECT ACE」の紹介/レビューになります。

f:id:MitirEarphone:20240805010408j:image

 

製品概要

本作はHiByMusicとFAudioによって共同開発されたコラボイヤホンになります。

卓越した音質と究極の音色の追求において、同じビジョンと情熱を共有し、両ブランドが追及する「音楽」を実現するため、ハイエンド製品のサウンドをより多くのユーザーに届けるため、両ブランドが協力し、Project Aceが誕生しました。


 ドライバー構成は1DDとなっており、直径12mmシングルダイナミックドライバーを搭載。
大きなサイズのスピーカーを使用することで、正確な高周波の音色と、より豊かな低域と中域のディテールの両方を実現。さまざまな新しいプロセスや材料を何度も検証により、マグネシウム合金とベリリウムメッキの融合を選択。

f:id:MitirEarphone:20240805013431j:image

ベリリウムメッキ振動版による高速レスポンス
Project Aceは、精巧に作られたベリリウムメッキ振動版を使用しています。

ベリリウムは軽量で非常に高速です。ベリリウムメッキダイヤフラムのレスポンスは早く、正確で豊かな高域のディテールと素晴らしい質感と音色を表現するのに最適です。

f:id:MitirEarphone:20240805013437j:image

 

本体/付属品等

f:id:MitirEarphone:20240918224725j:image

本体には厳選された軽量・高強度アルミニウム合金を使用し、高強度、高塑性、高耐食性、軽量性を兼

備えているそうです。

f:id:MitirEarphone:20240806013707j:image

またMoonlightをコンセプトに、均衡のとれた五角形のデザインとなっています。

内側部はノズルに向かって5本の筋が伸びていますが音質、バランス、サウンドステージダイナミクス、音楽性の5つの要素を一つに融合を表しているそうです。

f:id:MitirEarphone:20240806014114j:image

 

付属品

□Litz Type5 Coxial Cooper & Silver-plated Balanced Cable
□イヤホンケース
□イヤーチップ(シリコン、フォーム)
□保証書(1年間)

 

f:id:MitirEarphone:20240805013145j:image

高透明シリコンイヤーチップと低反発メモリーフォームイヤーチップの二種類のイヤーチップが付属しています。プラグ交換可能なケーブルは取り回しも良くかなり高品質です。

 

実際に使用

装着感は個人的にはあまり良くなかったです。色々試しましたが 、100%はまる感覚がなく、少しむずむずしました。しかしそのような状態でも、耳から抜ける事は一切ありませんし、音は完璧に聞こえましたので、気にならなければ問題ない程度です。

Astell&Kern KANN MAX 、標準ケーブル、付属イヤーピースにて使用しました。

 

音質について

音の性質を一言で言うと、中高域寄りで1DDらしい真っ直ぐストレートな音を、高域から低域まで存分に出し広大な音場で、ダイナミックかつ音の塊をレスポンス、キレ良く繊細に浴びせてくるような寒色サウンドに感じました。

ですが一味違いを感じさせるのは、中高域寄りの傾向ではありますが、FAudioの風格を感じさせるような、深く弾力があり質感が感じられるような上質な低音です。

 

また、上下左右の音場が非常に優秀でヘッドホンで聞いてるかのような、立体感ある響きのサウンドを演出しています。傾向的には硬質な音で、ピアノの重たい残響感や弦の震えなどの楽器を質感を捉えて、迫力たっぷりに聞かせてくれます。

また1DDらしく高解像度ですが、音量を上げると中高域に若干の破綻を感じました。

 

高音   9.6/10

煌びやかで、どこまでも伸びやかな高音。

高音は繊細にキレ良く鳴らし、金属筐体らしい硬質な響きのある余韻が非常に美しく、キラキラと弾ける様は爽快感があります。

 

中音  9.4/10

バランスが取れた中音で、クリアで厚みのある音を 軽快でリズミカルに弾むように鳴らします。

 

低音   9.5/10

強さは普通ですが深く沈み込み、硬めの低音を塊ごと鳴らすような印象。レスポンスよく量感も感じることができる上質な低音です。他の帯域に被る事もなく素晴らしいです。

ボーカル 9.5/10

とてもクリアで、厚みのある余韻感の強いボーカル。とてもストレートに発声を伝えてくれます。

非常に伸びやかな女性ボーカルは魅力的ですが、

個人的には曲によって中高域に荒さを感じてしまう場面がありました。(音源に左右されやすい印象です)

 

音の傾向

解像度      |ーーーーーー⭐︎|  [9]

分離     |ーーーーーー⭐︎|  [9]

定位/ 音場   |ーーーーーー⭐︎|  [9.5]

詳細、情報量   |ーーーーー|ー|   [8.5]

 

寒 ー〇ーーー 暖

狭い ーーーー〇 広い

低音 ーーー〇ー 高音

繊細 ー〇ーーー 迫力

楽器ーー〇ーー ボーカル

 

個人的総合スコア 9.4

オススメ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️🌟

 

↓IEM Ranking List

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1-6VnN5zpYfJpT9NQsLNIpYeUL5ksr-KHHdguDRTiEm4/edit

 

まとめ

コラボされた2社の強みを最大限に生かし、価格帯で最高を追求したようなイヤホンに感じました。

装着感が合わない方を多く見かけるので、出来れば試着をオススメします。

最後まで閲覧していただきありがとうございました。

 

 

#32 NICEHCK EpicLiteレビュー [PR] 極限の滑らかさを誇る6N純銀ケーブル

今回は先月10月末に登場した新製品 6N純銀ケーブル『NICEHCK EpicLite』のレビュー/紹介になります。

NICEHCK様より提供して頂きました。この様な機会を頂き感謝致します。PR、広告を含みます。

6N純銀ならではの高いポテンシャルと、魅力が詰まった素晴らしい製品でしたので是非ご覧ください。

 

f:id:MitirEarphone:20241119043025j:image

f:id:MitirEarphone:20241119041519j:image

製品概要

EpicLiteは導体に6N純銀を採用した、8芯ケーブルです。価格は約30000円前後。この値段で 6N純銀導体のケーブルが買えることに驚かされます。最後にセール情報を載せています!

f:id:MitirEarphone:20241119021320j:image

また、それぞれの6N純銀ケーブルの断面積の違いによって、異なる内部構造の設計を行っているそうです。これは経験豊富なNICEHCKのエンジニアさんならではの技です。

今回紹介する EpicLite は0.21mmの中心導体に、0.092mmの6N純銀線を、5本巻きつけるという構造になっている様です。

f:id:MitirEarphone:20241119022051j:image

f:id:MitirEarphone:20241119022055j:image

実際にマクロ撮影で巻きつけられた構造が確認できます。特殊で美しいです。

 

f:id:MitirEarphone:20241119020958j:image

プラグ部分には、4.4mm銀メッキブラスプラグを採用しています。

 

パッケージ開封

先に製品をお見せしてしまいましたが、パッケージ紹介です。

f:id:MitirEarphone:20241119033621j:image
f:id:MitirEarphone:20241119033624j:image

f:id:MitirEarphone:20241119032547j:image

 

少しお高めのケーブルに採用されている箱に包まれて到着しました。

付属品のケースは質感が高く、何個あっても困りません。非常に重宝しています。

先述した通りケーブルは非常に美しいです。取り回しは8芯ですのでやや太めで、癖が取れにくいです。普通程度だと思います。

 

試聴環境

DAP : Astell&Kern KANN MAX  4.4mm バランス

今回は4つのミドルクラスイヤホンに合わせて、検証していきます。

1. NICEHCK HIMALAYA (1DDフラッグシップ機)

2. ZIIGAAT x JAY ESTRELLA (2DD+4BA)

3. Hisenior Mega5EST (1DD+2BA+2EST)

 


1『NICEHCK EpicLite x HIMALAYA』10/10

f:id:MitirEarphone:20241119033208j:image

まずは勿論NICEHCKのフラッグシップ機から。

これは素晴らしいです… 
圧倒的精細な粒で、少し柔らかく音の繋がり、表面の質感がとても滑らか。清らかな水が穏やかに流れていくみたいです。

女性ボーカルやや鮮明さが増し、シルキーさと艶感が加わりとても美しいです。音の傾向はあまり変化なく、少しドンシャリが収まる程度。

またチタン筐体の響きとも相性が良く、奥行きの感じられる音場感に層になって聞こえてきます。

付属ケーブルである BlueLuna の圧倒的な響き方は個人的に大好きでしたが、それをも勝る音は 「HIMALAYA 2.0」と命名したくなる様な、完成度を感じさせました。前者では四方八方で音が響き広がりますが、より音像定位が定まってボーカルを中心に、質感が鮮明に音像が捉えやすくなる印象です。そしてHIMALAYAの広い音のレンジや音場をしっかり生かしながら、まろやかさと滑らかさを引き出します。

 

2 『EpicLite x ZIIGAAT ESTRELLA 』 8/10

 

f:id:MitirEarphone:20241119041835j:image

序盤から相性完璧で EpicLiteのポテンシャルの高さが伺えますが、 ESTRELLAでも検証します

 

試聴後…

個人的には ESTRELLAとの相性はそこそこに感じました。こちらでも解像度の高さや詳細さを維持させながら、音の繋がりやテクスチャを滑らかにさせていきます。

ですが、各帯域が個性を爆発させるESTRELLA の強みだと感じている僕には、少し傾向が異なりました。ただ EpicLiteの基礎能力の高さは素晴らしく、好みの傾向出なくても強いです。

 

3 『EpicLite x Hisenior Mega5EST』9.5/10

f:id:MitirEarphone:20241119042852j:image

これらの傾向を踏まえて最後にチョイスしたのは、Hisenior Mega5EST。ウォームな空気感と風通しの良さに、ミドル帯最高峰のボーカルを備えた機種です。付属ケーブル WhiteWhale から変化を聞いていきます。

 

試聴後…

風通しの良さは付属ケーブルに譲りますが、音の滑らかさや繋がりを究極にして、角が一切ない 一音一音そしてボーカルが生々しく、上質さに浸る様なサウンドに変化する印象です。

そして解像度も高いのがEpicLiteの凄いところ。元々ウォーム傾向のイヤホンをさらに滑らかにまろやかにさせると、通常音が籠りがちですが、それを全く感じさせません。

 

まとめ

今回は NICEHCK EpicLite をレビューしていきました。6N純銀を使用した本製品は、極限の滑らかさと音のレイヤーを両立した傾向で、イヤホンの新たな可能性を引き出します。

少しでも気になったり、同じくNICEHCKさんの「HIMALAYA」を持っている方にはぜひ試していただきたいです。

f:id:MitirEarphone:20241119043125j:image

本日17:00までのアリエクセールでは、約21000円で購入できますので気になった方はお早めに!

クーポンコード : LITE1111 併用 169D11 

NICRHCK公式ストア

https://s.click.aliexpress.com/e/_onkweaz

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

#31 ZIIGAAT x JAY ESTRELLA レビュー [PR] 情熱的な星空 高解像度サウンド

皆さんこんにちは。

今回は 最近要注目ブランド ZIIGAAT さんから、 海外のレビュワー 「Jays Audio」さんとのコラボモデル『 ZIIGAAT x JAY ESTRELLA 』の紹介になります。

前回に引き続き LINSOUL 様より提供品となります。いつもこの様な機会を頂き、感謝申し上げます。

個性が溢れる素晴らしい製品です。是非最後までご覧ください。

 

f:id:MitirEarphone:20241115023156j:image

 

 

ZIIGAAT について

f:id:MitirEarphone:20241115023353j:image

ZIIGAATさんと言えば、低音重視 DD+BAのハイブリット構成でしょう。

2DD+3BA チューニング違いの 双子モデル 「Doscinco, Cincotres 」を始め、最近ではOdyssey (1DD+4DD) や、Arcadia (1DD+2BA) 等、続々とハイブリッドモデルが登場する中、

高度なチューニング技術とアイデアで、色々な視点から個性や上手く引き出して別のアプローチをかけることで、それぞれ魅力的な製品を作り上げているにではないかと感じます。もはや魔法使いですね。

この点はさまざまなブランドの OEM/ODM をされていたからこそのスキルと、優れた施設、開発力を持っていたからこそなせる技を感じます。

今回のESTRELLAも、Jays Audioさんが監修の元どの様なチューニングが施されているのか、紐解いて行きたいと思います。

 

製品概要

 

 

今回紹介する『ESTRELLA』は ZIIGAAT とJaysAudioのコラボモデルの有線イヤホンです。

Jays AudioさんのYouTubeチャンネルはこちらから : UC7XjMH7aI1TsKoe-EFonGcg

 

今年8月に発売され、価格帯は大体 A45K の製品です。

ドライバー構成は2DD + 4BA のハイブリッド構成です。そして3つの独立したサウンドチューブを備えた、3ウェイクロスオーバーシステムを使用しています。

低音には、カスタム10mm PETダイアフラム同軸ダイナミックドライバーを搭載し、 フォーカスされたサブベースのインパクトがあり、力強く響くキックドラムを強調。

中音域は、2つのフルレンジBAドライバーを使用し、自然な暖かさと豊かさを。

高音域は、最新のSonion超高音ツイーターのおかげで、クリスタルクリアで洗練された音質に仕上げているそうです。

 

音の詳細を実際聞いて確認していきます!

f:id:MitirEarphone:20241115023539j:image

※フルレンジBAドライバーKnowles 29689、Sonion 2354、さらにSonion E50シリーズBAスーパーツイーターを使用しています。

 

パッケージ / 本体・付属品

f:id:MitirEarphone:20241115000818j:image

音を聴いていく前に、パッケージの紹介です。コンセプトとなっている「星々の輝き」を描いたデザインは、非常に美しい外観です。

 

<本体>

f:id:MitirEarphone:20241115184737j:image

f:id:MitirEarphone:20241115000803j:image

 

両サイド2種類のラメと、センターに位置するロゴの宇宙軌道を模した円形のデザインが角度によって光り輝いています。形状もスタイリッシュさがあり非常に美しいです。

f:id:MitirEarphone:20241115011543j:image

シェル全体にもラメが密度高く散りばめられています。

 

<付属品>

f:id:MitirEarphone:20241115010901j:image

付属品は比較的シンプルです。

・ケーブル

・取扱説明書

・収納ケース

・イヤホン本体

・イヤーピース (シリコンタイプ 3セット、フォームタイプ 1セット)

 

装着感

本体はやや大きめですが、軽量で耳の形状に沿っているためフィット感は十分です。個人的には付属のイヤーピースの密着感が低かったので、今回は変えて検証しました。

 

視聴環境

DAP: Astell&Kern KANN MAX ローゲイン

ケーブル: Yongse Alpine 4.4mm バランス接続

イヤーピース:  Radius DeepMount Zone 

上流に寄りますが、超高音が高解像度で聞こえるので、暖色傾向になるケーブルを探してみました。

f:id:MitirEarphone:20241115184001j:image

音質について

全体域パワフルなチューニングで、音のレンジが広く、明瞭感ある高解像度系ドンシャリ/ギラサウンドに感じます。

音の一つ一つにメリハリとアタック感があり、タイトでありながらコントラストが高い。それでいて非常に自然で、「誇張はされているが色付けはされていない」というバランスが素晴らしいです。これが個人的なお気に入りのポイントです。

カチッとしたキレの良さが、情熱的なサウンドを生み出します。

女性ボーカルにも適しており、高解像度のドライ系サウンドでよくある中高音のざらつきがなく、滑らかで少し潤いのある美しい声が楽しめます。

 

各帯域の個性が際立っており、分析すると以下の通りです。

 

高音   9.7/10

高音域は結構ギラっとした、星の中でも一等星の様な煌びやかさで、超高音域までクリアに響き渡る輝かしい音です。広がりのある空間でのシンバルやハイハットの音は、少しの刺激を感じさせつつも心地よいです。

 

中音   9.7/10  

中音域は、濃密でわずかに広がる明瞭なサウンドです。音の立ち上がりが速く、切れ味がありつつも、柔らかな広がりと空気感が演出されています。

 

低音   9.6/10

そして、2DDによる弾力性のあるしっかりとした低音域。迫力と量感が豊かでありながら、レスポンスの良さが他の帯域の干渉を防ぎ、互いに主張し過ぎることなくバランス良く調和しています。

どの帯域にも個性とパワーを体感する刺激的で、エキサイティングな体験が出来ます。そしてそれらが互いに喧嘩をせず、インパクトのある音に仕上げているのは流石だと思います。

 

楽曲に感情表現を注ぎ込むような、没入感が高いサウンドは素晴らしく、本当に壮大なBGMと共に、広大な星空、Estrella を見上げる様な音を感じることが出来ました。

 

DUNU DaVinciと比較

f:id:MitirEarphone:20241115021109j:image

今年のミドルクラスNo1の注目度といっても過言ではないでしょう。同じく2DD構成のDUNU DaVinciと比較していきます。

ESTRELLAの方がサウンドステージは2段階ほど広く、音がスッキリしているので見通しがよく感じられると思います。

DaVinciの柔らかく豊かなサウンドと比べると、音の質感はより硬質で、V字型の傾向が一層強まり(とは言え中音もよりパワフルに感じます)、全体的な迫力と深みが増して、硬質でクリスピーなサウンドになっています。

パワフルさや高域側のレンジの広さ、分離の良さから解像度は更に更に増して聞こえます。

 

対して、DUNU DaVinciは有機的な広がりを持つ表現において優れている印象を与えます。ESTRELLAのエネルギッシュな音色に比べ、より上品で落ち着きや余裕さが感じられます。

あとは少し特殊な明瞭で被らないボーカルや、2WAYならではの低音の独特な鳴り方は大きな魅力かなと思います。

 

中高音に関してはDaVinciの方が柔らかく繊細なサウンドで、ESTRELLAはより金属的にカチカチと分離良く鳴らします。

DaVinciの柔らかく弾力ある層になった重低音と比べると、ややドライなアタック感を感じる低音で、全体的にもかなり傾向が異なる印象でした。

個人的には今の所は ESTRELLA推しかなぁと思っています。

 

音の傾向

 

解像度    |ーーーーーー⭐︎|  [9.5]

定位   |ーーーーー|ー|  [9]

分離   |ーーーーーー⭐︎|  [9.5]

詳細 情報量  |ーーーーーー⭐︎|   [9.5]

 

個人的総合評価 9.6

オススメ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️🌟 (max!)


↓IEM Ranking List

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1-6VnN5zpYfJpT9NQsLNIpYeUL5ksr-KHHdguDRTiEm4/edit

 

まとめ

今回の ZIIGAAT x Jay ESTRELLA の紹介は如何でしたでしょうか。かなりオススメできるイヤホンだと思いました。

ZIIGAATさんには他にもハイブリッドモデルがいくつもあるので、是非見てみて下さい。聞いてみると、新たな発見が幾つも見つかると思います。個人的にも揃えていきたいです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

#30 7HZ G1 レビュー [PR] ゲーム用 音楽用 リケーブルの変化

こんにちは。
今回は「7HZ G1」のレビュー/紹介になります。非常に評価の高いブランド『7HZ』 のエントリー機種として新たに登場した、本製品を是非ご覧ください。

※ Linsoul 様より提供して頂きました。このような機会を頂き感謝いたします。

<目次>

 

f:id:MitirEarphone:20241110022838j:image

 

製品概要

 

 

7HZさんと言えば、非常に評価の高い平面駆動機『timeless』や、前作 突如現れた5DD構成『FIVE』等素晴らしい製品を生み出し続けてきました。

そんな 7HZ の最新作として登場したのが今回紹介させて頂く「G1」です。

 

今年10月発売で、価格は5380円。比較的手に入れやすいお値段となっています。

ドライバー構成には10mmデュアル磁気デュアルキャビティ 1DD構成となっており、 振動板には1万円前後のイヤホンでも使用されている、N52マグネット付きプレミアムDLCを採用しています。

ゲーミング向けとしても作られているようです。

 

 

パッケージ開封 / 本体・付属品

f:id:MitirEarphone:20241108223742j:image

ゲーミング向けでもあると言うことで、 パッケージはサイバーロゴっぽくなっています。
f:id:MitirEarphone:20241108223735j:image

白を基調に7HZのロゴが銀色に輝く個人的には好きなデザインです。
f:id:MitirEarphone:20241108223738j:image

中国語と英語で7HZサウンドの魅力が語られています。「音楽の温度を感じる様な試聴革命」を体感して欲しい。非常にワクワクしますよね。

f:id:MitirEarphone:20241108224625j:image

本体

そしてこちらが待ちに待った本体です!

一見ややゴツく感じますが、 長時間のゲームセットや睡眠に快適な形状で作られていることで、本体はそら豆型の平たく小型設計となっています。

またノズル部分には花柄模様が施されており、可愛い一面も!

f:id:MitirEarphone:20241108225259j:image

 

付属品

f:id:MitirEarphone:20241108225629j:image

・ケーブル

・取扱説明書

・収納ケース

・イヤホン本体

・イヤーピース

 

f:id:MitirEarphone:20241108225352j:image
f:id:MitirEarphone:20241108225349j:image

基本的には一般的な付属品ですが、このおたまじゃくしケースが可愛いんです!

利便性も兼ね備えた普通に単品で欲しくなるケースが付属していて熱いです。

 

視聴環境

DAP :  Hiby R4  ローゲイン

イヤーピース : 付属 Mサイズ

ケーブル  : 付属 3.5mmアンバランス接続 / NICEHCK BlackDawn 4.4mm バランス

※個人的にはリケーブル推奨です

 

音質について

一言で表すと、非常に音の線が細く繊細で、優しい空気感の演出に優れたイヤホンに感じました。 ニュートラルなドンシャリサウンドではありますが、どこかウォームさを感じる広がりや余韻が心地よいです。

また分離に優れており、この価格帯でよく起こりがちな、音の混ざりを一切感じません。ボーカルも自然なクリアさで聴くことができます。

更に音のレンジやアタック感もしっかりと兼ね備えているのが素晴らしく、迫力や臨場感も感じることが出来ると思います。

全体的には少し重心低めなサウンドで、中低音の厚みがやや多く感じます。沈み込みは浅めですが、土台が厚く音楽に重厚感をもたらす点も価格以上の音を感じる1つの要因に感じました。 やや硬質で分離に優れた音は、楽器の一音一音にリアリティをもたらします。特にシンバルやハイハット、ピアノの音は美麗です。

 

NICEHCK BlackDawn にリケーブル

音の重厚感や、解像度と迫力がかなり増して、ダイナミックなサウンドに変化します。付属の3.5mmケーブルは、あくまでゲーミング寄りという事もあり、優しい余韻を感じる繊細な音色に感じましたが、音楽を楽しむにはリケーブルは是非オススメです。

 

音の傾向

解像度      |ーーーー|ーー|  [8]

分離     |ーーーー|ーー|  [7.5]

定位/ 音場   |ーーーー|ーー|  [8]

詳細、情報量   |ーーーー|ーー|   [7.5]

 

寒 ー〇ーーー 暖

狭い ーーー〇ー 広い

低音 ーー〇ーー 高音

繊細 ーー〇ーー 迫力

楽器ーー〇ーー ボーカル

 

個人的総合スコア 8.2

おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️🌟 

 

まとめ

7HZ G1のレビューを行っていきましたが、どうでしたでしょうか。

装着感と音質を両立した、期待通りの素晴らしい製品に感じました。聞き疲れもしにくいですし長時間の使用にはもってこいだと思います。

気になった方は是非購入してみてください!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。