こんにちは。
今回は『NICEHCK NX8 Ti 』の紹介/レビューです。Moonhifi様よりPR依頼になります。

NICEHCK NX8 の豪華限定版・アップグレードモデルとして登場した本機。
驚くべき事に、計8基のドライバー構成(1DD 6BA 1PZT)と周波数特性は限りなく類似点が多く、NX8から一貫しています。
ただしドライバーの中身・出る音は全くの別物。NX8に音楽と調和の息吹を吹き込んだような品のある音色、進化のレベルに感動させるような・非常に評判が高いのも納得させられる素晴らしい仕上がりになっていました。
気になってる方は是非最後までご覧下さいませ。
製品概要

NICEHCK NX8 Ti
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世界限定 3,888台
発売日 : 2026年5月7日
価格 : 399ドル
ドライバー構成 : 10mmデュアルマグネットDD + 特注 BA 2基 (中高音) + 新規特注 BA 4基 (高音・超高音) + PZT圧電セラミック
ノーマルモデル NX8 からの変更点
■ 変更点
⇨ 1DD + 6BA + 1PZT 同構成ながら、中身のドライバーを超進化
⇨ 高音域にRubycon製コンデンサを採用
⇨ 『Ti』チタン合金フェイスプレート
⇨ 新規の純銅+パラジウムメッキケーブル / 内部素材強化
⇨ 交換ノズル付属(チタン / 真鍮金メッキ)

NX8の豪華限定版として登場していますが、完全新作のような豊富なアップデートが施されています。
特に音作りに関わる部分は、ドライバー構成以外 全くと言って良いほどNX8とは別物です。
ケーブルも豪華仕様になっています。
ドライバー構成について
1DD + 6BA + 1PZT アーキテクチャ 4Way 高精度クロスオーバー設計
それぞれDD、BA、PZTにはNX8とは別の新規特注の物や改良が施されています

例えば、ダイナミックドライバーの保護ハウジングにはチタン合金素材を採用し、理想とする音響性能を実現するために特別なデザインが施されています。

使用されてるBAドライバーも新設計の特注品が使用されているとの事。非常に開発に力が注ぎ込まれていることが分かります。
⇨2基のカスタムチューニングされたBAドライバーは、中高域のディテールを向上させ、ボーカルや楽器の音色を豊かにします。さらに、4基の新設計BAドライバーは、よりフラットな周波数特性と 大幅に拡張された帯域幅を実現します。
更に高音域には、ルビコンPMLCAP高周波コンデンサを特別に採用しています。
滑らかさと ディテールが飛躍的に向上し、楽器の倍音や超高周波を忠実に再現します。
ピエゾセラミックドライバーによって超高周波域が拡張され、ボーカルの 明瞭度と表現力が向上し、洗練された没入感のあるリスニング 体験を実現します。
パッケージ / 本体・付属品
続いて実物を見ていきます。
パッケージデザインは非常に素晴らしいです。オールマットなブラックカラー・化粧箱のサイズから圧倒的な高級感を得られると思います。ノーマル版のNX8と比較すると、4倍ほどのサイズ感です…(笑)


箱を開けるとこんな感じ。
フラッグシップの限定版らしく品を感じる空間
4種のイヤーピースとアクセサリーも丁寧に敷き詰められています。

■ 本体

NX8Ti リミテッドエディションでは、NX8を継承した軽量な3Dプリント樹脂製筐体に、「Ti」チタン製フェイスプレートにアップデートされています。この変更は音響にも影響を与えているかと。
■ 付属品

付属品も限定版らしく非常に豪華です。
4種類のイヤーピース、オリジナルケース、NX8Ti専用のケーブル、2種の音響ノズルが付属しています。
■ ケーブル

チタン合金部品が使用された、7N単結晶銅カスタムケーブルが採用されています。
NX8Tiリミテッドエディションの開発にあたり、従来のコスト重視の考え方を捨て、「音質第一」を最優先する事で、7N単結晶銅ケーブルを選定しているみたいです。
ケーブル製作のプロフェッショナル「NICEHCK」さんならではの熟考された設計ですね。ワクワクさせてくれます。
少し残念な点
ただし残念な点も…
付属ケーブルは豪華仕様にアップデートされているものの、コネクタの仕様はCIEM 2PINと本体と揃っていません。
CIEM 2PINの根本を補強するパーツが付属はしていますが、耐久性・装着感に置いて大事なので初期から合わせて欲しい所です。
〇装着前 〇装着後


実際に使用・装着感
装着感は正直微妙に感じる方も居るかなと感じました。
ケーブルが極太なものに変更されている一方で、シェル形状自体はノーマルNX8と同形状、コンパクトな筐体のまま。そのため、耳の中にうまく収まりきらず、装着がやや浅く感じる場合があります。
音質を優先したケーブルなので仕方ない部分ではありますが、前作と比べると取り回しの悪さも少し気になるポイントです。
とはいえ、音質面に関しては素晴らしい点が多いので、ここから詳しく見ていきましょう。
視聴環境

DAC : ADI-2 DAC FS
イヤーピース : 付属 C04
音響ノズル : チタン製
ケーブル : 付属ケーブル 4.4mmバランス接続
音質について

NICEHCK のフラッグシップとして拘り抜かれた傑作、ミドルハイエンド帯で自信を持ってオススメできる音の完成度です。
PZTを採用するNX8シリーズのトライブリッド構成(1DD+6BA+PZT)らしい情報量や音のキレ、弱ドンシャリの寒色系なスッキリした聞き応えはそのままに、表現力や音の密度を高め、まとまりと品のある音色に仕上げるまさに究極形態。
音の線はやや細めで解像度は特別高いです。更に各ドライバーの音の繋がりや分離感まで、違和感なく自然にまとまっています。NICEHCKさんのエンジニア恐るべし…
高音は伸びやかなやや寒色系で、鋭利なキレの表現ではなく艶やかで上品な表現力です。
特にハイトーンボーカルの伸びやかさ、そしてそこに乗る繊細な声の震えまで描き出す描写力は、一度聴けば圧倒されるほどです。
緻密な情報まで描き出しながら、特別なコンデンサの影響か、滑らかさも持ち合わせたような高音には、ハイエンドにも引けを取らない魅力を感じます。

低音も量感は多めにパワフルに出てくれます。低音は全体を下支えしながら、前面でしっかり構えるタイプ。
厚みで押すというより、ズンと来る締まりのある太いタイトさを重視した鳴り方で、輪郭のはっきりした低域が楽しめます。重低音もしっかり沈み込み、必要な場面では力強く響かせてくれる印象です。
また、ドライバー制御・位置の独特さがトライブリッドらしい楽しさや各帯域の情報量の多さとして感じられた NX8に対して、NX8 Tiではそれらが緻密に融合しそれぞれの表現力を高めたような音に仕上がっています。
特に違いを感じる点は、音場や空間の広さと音密度。それぞれのドライバーが見事に調和して、少し明るく息を呑むような音楽体験に生まれ変わっています。
NXシリーズを見事に継承しながらハイエンド製品に引けを取らない完成形として我々には提示してくれました。
特にNXシリーズを昔から好んでる方には試していただきたい傑作です。
> HIMALAYAとの違い

HIMALAYAの金属的な響きの寒色系の中高音とも異なるより緻密で鮮やかな中高音です。
また1DDを澄んだ空間に響かせるような感覚が味わえるHIMALAYAに対して、それぞれのドライバーが表現し続けて音を作るNX8 TIの緻密さは圧倒的です。
総合スコア

まとめ

前作 NX8 のドライバー構成・周波数特性を一貫し引き継ぎながら、完全にNICEHCKフラッグシップとしての音と空気感に生まれ変わった最新作。NX8の特徴であるトライブリッドらしい情報量を完全に調和させて、ハイエンドらしい音にまで進化しています。
耳元に近いイヤホンならではの、どこか未完成な音の情報量や楽しさを味わえていたNX8。同シリーズの同構成・類似周波数特性でもここまで別物になるのかという驚きを体験出来る点も、是非聴いて頂きたいポイントです。NICEHCKさんの技術力とセンスには、値段の差以上に脱帽出来ると思います。
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是非ご活用下さいませ
最後まで読んで頂きありがとうございました。