Mitir Audio イヤホン・ガジェットレビュー

色んなイヤホンでの音楽体験を紹介!

#6 圧巻のベース THIEAUDIO 「Hype4」

今回はTHIEAUDIOより「Hype4」の紹介/レビューとなります。

前作であるHype2が非常に素晴らしく、hype4にも高い期待をしています。また、以前紹介したDUNU DaVinciとの比較も行いたいと考えています。

ぜひご一読いただければ幸いです。

 

製品概要とビルド構成

 

 

THIEAUDIO(セーオーディオ)は2019年に設立された比較的新しいブランドでありながら、その短期間で卓越した技術性能によりオーディオ愛好家の間で定番のブランドになりました。そんなTHIEAUDIOの「Hype」シリーズのミドルクラスイヤホンとして登場した製品です。

ドライバー構成は4BA+2DD  

自社開発の革新的なサブウーファーソリューションIMPACT²(インパクト・スクエアード)は、等圧設計によって配置された2つの10mm複合振動板ドライバーから成り、低音の力強さと質感が顕著に向上し、独自のアイソバリック・チャンバー設計が周波数と音圧の一貫性を保ちます。この技術によって、音色の再現性を損なうことなく、高品質な低音を体験できます。

また、高域にはsonion E50 中音域にはsonion A26を2基ずつ搭載。

Sonion E50シリーズ「Hummingbird」は、デュアルウルトラツイーターバランスドアーマチュアドライバーを採用し、ESTやプレーナドライバーと同等の優れた超高音域の伸びと、高出力時の振動と高調波歪みの低減を実現

また、26Aシリーズドライバーのデュアルスタック構造は、優れた出力対THD比を実現し、中音域と高音域のオーディオ解像度、質感、レイヤリングを向上させている。

本体と付属品

本体のフェイスプレートのデザインは非常に美しいです。写真で想像していたよりも実物は派手でとても輝いていました。今回はブラックを注文しましたが、他にもホワイト、ブルーの2つのバリエーションが存在し、実際に見てみたいです。

ラメの色味もただの青ではなく、緑がかった青や群青など様々!!

 

付属品

・3.5mm銀メッキOCCケーブル

・イヤーピース2種類

・クリーニングクロス

・ケース

この価格帯であればプラグ交換可能にしてほしいところ。少し残念ですが、ケーブル自体の品質は良く、別の4種類の4.4mmケーブルとも、遜色なく使うことができました

実際に使用

装着感は良好です。少し浅めに感じますが、耳の形に添った形状をしていて

すぽっとはまる感覚です。

音質について

上流はFiio K7を使用しました

まだファーストインプレッションですが、Hype2よりも低音の圧、深みがさらに増していて驚きました。また中高音のクリアさも増しているように感じました。

 

 

VS DUNU DaVinci

音の傾向が似ているこちらの2機種。個人的に聞こえ方の違いが気になっていました。

依頼もあったためできるだけ詳しく。

 

価格差はありますが、シンプルな音の良さは箱だしでもhype4に軍配

中高音域でのオーディオ解像度、質感、レイヤリングがより優れているように感じました。

ですが、重心は少し低く、超高域はやや少なめ。

傾向としてはあまり差がないですが、DaVinciは明瞭クリアメリハリサウンド、Hype4その中に上質な濃密さ、繊細さも感じるといったところでしょうか。

低音もHype4のほうが好きでした。DaVinciよりぼわつくことなく音圧、迫力を感じることができました。

Hype4は2から多方面でかなりのアップデートを感じ、DaVinciに関しては、別のところから聞こえてくるようなボーカル、明瞭さ分離等

聞いてみた時の衝撃はどちらもすさまじかったですが、DaVinciの方が、その唯一無二の感覚を持っていたため、衝撃を受けたかもしれません。

 

 

高音 9.5/10

キラキラとした繊細な表現も可能な濃密サウンド

時々少し詰まる感覚を覚え、伸びや抜け感が欲しいなと思う場面があります。

Hype2からかなり向上を感じました。

 

中音 9.7/10

こちらもかなり解像度、分離感の高いサウンド

迫力のある低音が被ることなく、詳細な音まで聞き分けることができます。

 

低音 9.9/10

低音と言っても種類がありますが、Hype4の低音は、重みと音圧に長けています。深く沈みこみ迫力のある低音は楽曲に臨場感をもたらし、音楽体験を向上させます。

 

 

ボーカル 9.5/10

あくまで楽器隊がメインのチューニングに感じますが、声質や細かな声の表現力はかなり素晴らしいです。楽器隊メインでボーカルも聞きたい方にはかなりオススメです。

 

音の傾向

 

解像度  |ーーーーーー☆|  [10]

分離      |ーーーーーー⭐︎|  [9.5]

定位/ 音場  |ーーーーー|ー|  [8]

詳細/ 情報量    |ーーーーーー⭐︎|   [9.5]

 

狭 ー〇ーーー広

寒 ーー〇ーー 暖

低音ー〇ー〇ー 高音

硬め ーー〇ーー 柔らかめ

楽器ー〇ーーー ボーカル

 

個人的総合スコア 9.7

オススメ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

※オススメ度はコスパを含みます

 

まとめ

全体的な音がかなり高水準で、低音の迫力/量感の割には、バランスも良く、価格帯では最高音質イヤホンに感じました。

ただ強いて言うと、ミドルクラスの中でも値段が張る事。また、優等生に近いので、もう少し個性が欲しいと思う方もいそうな点ですかね。

なので既に上位機種を持っている方には、傾向は似ていますが、より個性の強いDunu DaVinciをオススメしたいかなと思ったりもしています。

 

読んで頂きありがとうございました。

 

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