こんにちは。
今回は LIFEEAR Duo の紹介レビューになります。非常にユニークな製品になってますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

LIFEEAR ICEに引き続き提供して頂きました。
↓重低音の量感が特徴的なICEのレビューはこちら
earphone-uguxiao.hatenablog.jp
製品概要
LIFEEAR 『Duo』
LIFEEARより今年2月に発売された、有線/ワイヤレス 2WAY 珍しい仕様で異なる音質が体験できる、新感覚イヤホンです。
価格 : 27,800円
ドライバー構成 : 独自開発7mmDD +1BA ハイブリッドドライバー
(同社のカスタムIEM LIFEEAR Flowと同様のドライバー構成)
また接続方式だけではなく、面白い試みがもう一つ!100種類以上のフェイスプレートを自由に着せ替えが出来ます。

後ほど交換方法やデザインについて見ていきます✨
製品スペック
外音取り込み機能や通話のノイズキャンセリング機能を搭載しています。ワイヤレス接続時のスペックについては、マルチ接続対応(2台まで)や長時間の連続再生、必要最低限の機能が十分に備わっています。
また対応コーデックは AAC/SBC/APTX/Aptx adaptive/Opusとなっています。
LDACなどの高音質コーデックは対応して無いものの、幅広く対応しております。
↓無線接続時の詳細なスペックはこち

パッケージ 本体/付属品

本体パッケージはポップなカラーで、女性の方にも使って頂きたいデザインに感じられます。

箱自体はICEと同じものでしょうか。コンパクトにまとまっていて良いですね。
本体

今回私は左は紫、右は緑のシェルを選択しました。(※左右色違いは別途オプション料有り)

フェイスプレートに関しては、本体の色にあったものをランダムで同封される様です。
個人的には最初から選択できるとより楽しい体験になるとは思いましたが、1つ500円〜とお手頃な価格でデザインの変化ができるのは凄いポイントですね。

ガラリと印象が変わるので気分次第で変えるも良し、好きを突き詰めるのも良しですね。

FP部分を取り付ける場合は、本体の突起に合わせて、外す場合はFPの先端にある爪を上に持ち上げることで取り外しが可能です。
また、本体には無線接続用の可動接点が付いています。FPをタップする事で操作が可能です。回数または長押しで様々な操作が可能です。外音取り込みは3秒間長押しで起動します。

↑詳しい操作は上記の通り
付属品

有線接続時のMMCXケーブルが付属していない点は注意が必要です。
同梱物: 取扱説明書、充電ケーブル、専用収納ケース、イヤーピース3サイズ、mmcxアシスト

充電方法が特殊で、付属のMMCX充電ケーブルを本体コネクタと接続して充電を行います。
MMCXコネクターを何度も取り外す必要があるため、耐久性に対する不安も少なからず感じてしまいます。
機能性 / 使用感

ワイヤレス接続時の使い易さ、機能面についてです。
接続は比較的安定しており、問題に感じる事はありませんでした。タップ操作に関しても誤作動は無く、問題なく使用できました。
気になった点としては、私の個体だと説明書と操作方法が違う事があったこと。(電源オン→6秒)
外音取り込みはややホワイトノイズがありますが、実用的に使用できるレベルです。
注意点 外音取り込みは音楽再生・通話時は使用が出来ません。
装着感

装着感はとても良いです。カスタムIEMメインで制作されているイヤホンなので、流石のフィット感の快適性を得られます。外での動きながらの使用でも、ふと落ちたり外れたりする事はなく、非常に快適な使用感です。
音質について

■ワイヤレス使用時
視聴環境
iphone15 AppleMusic コーデック : AAC
ワイヤレス時の音はバランスの取れた快適なサウンドです。どこか帯域が突出することもなくU字の弱ドンシャリサウンドですが、音が曇ったり分離感が足りないと感じることはなくて耳当たりの良いクリアな音に仕上がっています。
軽やかな左右に広がる音場に繊細なボーカルが優しくクリアに広がります。中高音はやや寒色寄りで少し明るく味付けがありますが、表現力が十分に感じられて良いです。
低音はややドライ寄りでリズムよく、重低音は出ませんが前に出てくれます。
とても聞いてて爽やかかつ楽しいサウンドに仕上がっていると思います。解像度に関しても、一般的な同価格帯のTWSと遜色ないと感じました。
■有線使用時
Astell&Kern KANN MAX 4.4mm バランス接続
全体的に音の傾向が変化します。重心がやや下がり、音の厚みも増して聞こえます。弱ドンシャリ傾向だったワイヤレス接続に対して、中域が少し持ち上がることで低域と高域はやや下がって聞こえる印象です。また音像も中心よりに集まり密度感も高まります。
ただ比較対象が有線イヤホンになってしまうと、どうしても基本性能がやや劣る印象です。
まとめ

今回は 2Way仕様、FPの交換も出来るユニークな製品 LIFEEAR『Duo』の紹介になりました。
フェイスプレートの着せ替えに、1台で2通りの方法で使用できる利便性の高さなど、唯一無二の独自性があると感じました。
ですが、面白い製品ではあるが故に改善点も多い印象で、充電の不便さや有線ケーブルの付属、ビルドクオリティなどには改善の余地があると感じました。
興味がある方は是非検討してみて下さい。