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#61 AFUL PolarNight レビュー 技術の詰まったブランド初イントラコンカ

今回紹介するのは AFUL新作イントラコンカ型有線イヤホン「PolarNight」です。

その名の由来である極夜をモチーフとした美しい外観はまさにイントラコンカ随一のデザイン性を誇ります。そんな外観とAFULの技術力を掛け合わせた新作を是非ご覧ください。

HiFiGo JP 様より提供頂きました。いつもこの様な機会を頂き感謝いたします。

 

製品概要

AFUL初のイントラコンカ型有線イヤホン

『PolarNight』

発売日 : 2025年4月10日
価格 : 26977円
ドライバー構成 : 15.4mmDD (PET+PU)

職人による夜光貝殻によって彩られるFPは、由来である極夜とオーロラを表現した美しいデザイン。また、大型DD/特殊な音響構造から生み出されるサウンドにも注目の新作です。

製品スペック

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>インピーダンス:32Ω。

>感度:108dB@1kHz。

>周波数応答:20Hz〜25kHz。

>建築材料:アルミ合金+樹脂。

 

パッケージ 本体/付属品

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極力装飾を控えて本体の落ち着きを表現した、品のあるパッケージデザインです。

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箱を開けると本体がお目見え。想像の数倍綺麗です。本体に隠された仕組みついて解説していきます。

本体

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目を惹くのはこの美しいフェイスプレートです。

職人が一枚一枚手彫りした夜光貝殻を使用し、極夜の空のように移りゆく超薄真珠層加工を施しています。

左側は極光の舞、右側は暁の炎を表し、長い極夜のオーロラを表現しているようです。

 

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やや厚みのあるフェイスプレートの内部には、AFUL独自の音響システムが備わっています。

従来の音響ラビリンス設計とは異なり、AFULの音響技術は2チャンネル共振気流制御システムを利用しています。
正確な音響設計とバランスの取れた減衰比により、AFULはリアルな低周波とボーカルを提供します。

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金属製のフロントキャビティと樹脂素材の3Dプリントされたリアキャビティ構造をブレンドしています。

フロントキャビティは高品質のアルミニウム合金素材でできており、リアキャビティは高品質の樹脂素材で構成された高精度3D印刷技術を使用して作られています。

金属と樹脂のブレンドにより、サウンドシグネチャを洗練させます。

 

ケーブル

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AFUL Polar Nightイヤフォンは、MMCXコネクタ付きの取り外し可能なケーブルデザインを備えています。3.5mmと4.4mmから選択可能です。

4コア112線設計の高純度5N単結晶銅ケーブルが付属し非常に質が良いです。

付属品

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・イヤホン本体 
・ケーブル 
・スポンジイヤーパッド (赤/黒/青)

・オリジナルケース

・ユーザーマニュアル

・クリップ

装着感

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イヤーピースを耳の穴の中へ挿入するカナル型とは異なり、イントラコンカ型では耳介に引っ掛けて装着します。

PolarNight もイントラコンカ特有の圧迫感の少なさと軽い装着感で、耳への負担はかなり少なく感じられました。

カナル型と比較すると音漏れが若干存在するのでその点は注意が必要です。

 

再生環境

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DAP : Astell&Kern KANN MAX ローゲイン
イヤーパッド : 付属スポンジイヤーパッド
ケーブル : 付属ケーブル バランス接続

 

音質について

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カナル型のような音のキレはありませんが、その分音の広がりや抜けがどこまでも自然に感じられます。外界と一体感のある自然な聞こえ方や音場の広さはまさにイントラコンカの魅力です。

PolarNight の特徴としては、低音重視のニュートラルに整ったサウンドで、中低域の音の密度の高さや量感を持ったウォーム寄りながら、全体域の主張もしっかりと感じられ、前後のメリハリや音の抜けと自然な広がりの巧みなバランスです。

低音はとても上質です。イントラコンカで多い低域のわざとらしい強調や重低音の強さではなく、空気を伝って量感や密度感を自然に増幅させたような深みのあるタイプです。

そして、輪郭がボヤけたりブーミーにはなることも無くて非常に詳細。AFULの音響設計、巧みな抜け感の調整が感じられます。

そして特に素晴らしいのは、耳当たりの良い質感を持つボーカルです。 低重心で安定したバランスの中にありながらも女性ボーカル明瞭で高域の伸びを感じさせます。 繊細な表現力ではカナル型にやや劣るものの、空気を通じて広がる厚みと実在感のある自然な声と響きは、カナル型では味わうことのできない特別な体験と言えるでしょう。

音数の多い楽曲でもカナル型ほどのくっきりさはありませんが、音が混ざったりこもったりすることはなく、自然な広がりとともに見事に調和しています。イントラコンカの上位モデルとしての実力を感じます。

高域は厚みと明瞭感のある芳醇なサウンドです。広い音場と定位が素晴らしく、音の動きや広がりも非常に有機的です。ここもPolarNight の大きな強みだと思います。低域・ボーカル帯域を際立たせながらクリアな透明感が感じられます。

ボーカルのみならず楽器も、ピアノの響きや弦楽器の有機的な広がりはPolarNight だから成せる技です。

なので基本的にどのジャンルも万能にこなせるタイプですが、メーカー推奨の通りポップスやボーカルが目立つ楽曲ではより真価を発揮します。

個人的なイントラコンカモデルの所持数は多く無いですが、音質面では価格を考えてもかなり素晴らしいと感じました。

 

音の特徴

寒色   |ーーーーlーー| 暖色

低域 |ーーlーーーー| 高域

狭い    |ーーーーーlー| 広い

繊細     |ーーーーlーー| 迫力

ドライ  |ーーーーlーー| ウェット

 

解像度    |ーーーーlーー|  [7.5]

定位   |ーーーーーlー|  [9]

分離   |ーーーーlーー|  [8.5]

詳細 情報量  |ーーーーlーー|   [8]

 

個人的総合評価 9.3

オススメ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️

 

まとめ

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AFULブランド初のイントラコンカ「PolarNight」をレビュー/紹介していきました。

カナル型とは全く傾向の異なる音の広がりや、音場の広さ、特徴的な低域の量感と豊かさを是非堪能して頂きたいと感じます。

気になった方は是非ご検討下さい。

 

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