こんにちは。今回はNICEHCK『GodDNA』の紹介レビューです。
DNAシリーズ前作にあたる「MixDNA」は低音と音場感に特徴を含みながらコスパに優れたケーブルでした。
今作は神の名を持った最新作ケーブル、実力を是非ご覧ください。
※NICEHCK様より提供品になります

NICEHCK様について

HiFi ミュージック愛好家と音響エンジニアによって 2015 年に設立されたブランドです
クリエイティブなデザイン、高性能、高品質、手頃な価格を兼ね備えたHiFiイヤホンやヘッドホンケーブル、オーディオアクセサリーの研究開発と販売で、オーディオファンに広く愛されています。
公式サイト、Xに是非立ち寄ってみてください!
製品概要
NICEHCK『GodDNA』
発売日 : 2025年 1月2日
価格 : 6999円 セール時 4260円
導体: 銅銀合金+銀メッキ合金銅+銀メッキ7N高導電銅ミックス
独自設計の特殊のデュアルシールド構造を採用した低価格の最新ケーブルです。
本体 / 使用感

本体は、名前とマッチして蛇神を想起させるような独特なデザインです。

ゴールドと黒の巻き付くような内部構造は、まさに爬虫類の鱗のような印象を受けます。
1本ずつが太めの2芯タイプで、硬さはありますが曲げはしなやかで取り回しも良いです。

今回は4.4mm 2Pinタイプを送って頂きましたが、2Pin、MMCX、qdc各端子の3.5㎜、4.4mmプラグもの揃い、幅広い機種のアップグレードが出来ます。
プラグ、スプリッター、コネクタ等のパーツのビルドクオリティも素晴らしいです。若干ゴツくて重厚感がある光沢のパーツを採用しています。
視聴環境
DAP : Astell&Kern KANN MAX バランス接続
イヤホン : NICEHCK NX8
イヤーピース : NICEHCK C04
音質について

このケーブルの魅力は、自然な音場拡張です。特に中高域に見通しの良さは個人的にもかなり驚きます。
壁の少ない縦に広い空間で音の混ざりがほぼ起きず隅々まで描写します。中高音の分離感も高く、音の配置や距離感が拡張される感覚。
このような傾向の低価格ケーブルだと、中空になって音の定まりが悪くなる事が多々有りますが、横方向の音場を広げすぎず引き締まった音で、音の芯はしっかりと中心にあるバランス感覚が素晴らしいです。
低音の量感は少し控えめで、傾向としては伸び伸びとした爽やかな音ですが、低音の不足感はほとんどなく、全音域のバランスが整っており滑らかで自然に聞こえます。
もう一つ特別な点があります。それが歌声の距離感や広がり、消え方や余韻のリアルな表現力の演出が上手い点です。音楽的に綺麗な反響や余韻の残し方が綺麗に感じました。
また、女性ボーカルの高音も綺麗に伸びて行いきます。シャリつく事なく優しく広がり方です。
元々NX8には6N純銀ケーブル「EpicLite」を使用していましたが、個人的には10/10を与えたい程にこの組み合わせを推したいです。
まとめ

今回は NICEHCK「GodDNA」をレビューしていきました。
同社のDuskSkyやSnowWingsなど、低価格で優れた音質のケーブルが存在する中で、新たに音場という個性を持って登場した印象です。
SnowWingsやDuskSkyを気に入ってる方は、また違う傾向のケーブルで音の変化が面白いと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
